Rotary第2630地区
イマジンロータリー

【地区補助金事業】いろんなことばに触れてみよう 児童のために 国際理解と福祉の学習事業支援(高山中央RC)

【地区補助金事業】いろんなことばに触れてみよう 児童のために 国際理解と福祉の学習事業支援(高山中央RC)

クラブ名 : 高山中央ロータリークラブ

会長名  : 中田 学

ロータリー財団委員長 : 植木 眞吾

 

作業実施日 2022年8月22日(土)

作業場所  高山市図書館

 

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標SDGsでは17の目標が掲げられています。高山市は令和3年5月、国の「SDGs未来都市」に認定されました。

高山市図書館でも図書館でできるかたちで目標の実現に取り組んでいます。しかし民営であることから費用面での負担などが難しく目標を達成できないこともあり、イベントや教育企画などで我々が支援をしていくことが重要であると考えます。

目標の実現にあたり、図書館で実施できたらと考えていた活動の一つがシャンティ国際ボランティア会のアジアの子どもたちに絵本を届ける運動です。

こちらは高山市出身の鈴木晶子さんからご紹介いただいた取組みで、日本語の本に現地の言葉に翻訳したシールを貼り、紛争や貧困により教育を受けられない子ども達へ本を届けるという内容です。活動のためには一人につき2500円が必要で、図書館で実施するには価格が大きなネックになっていました。しかしテレビ等で海外の状況を知るということで終わらず、海外の国々の子どもたちの課題やその支援に関わっている団体の方から直接話を聞いて学び、その解決のために自分でできる活動に取り組むという体験は子どもたちの学びに大きくつながるのではないかと考えています。

絵本を届ける運動を行うにあたり、幅広くの方に参加していただく対応をしていく必要があります。身障者の方、またはそのような方を身内にお持ちの方、山ゆり(福祉型障害児入居施設)からの参加などを推進していくことで社会貢献・国際貢献・人生における達成感などの成功体験を個人として感じ育むこととそれを一緒に行うことによる共有という体験から生まれる人生経験は何事にも代えがたいと考えております。様々な人が参加できるようにするためにバリヤフリーの観点から車椅子と録音再生機を取り入れ対応をしていきたいと考えております。この活動は「海外のことばを知る」「点字、音訳、ということばを知る」という「ことば」というキーワードで繋げることができると考え、プロジェクト案を「いろんなことばに触れてみよう」といたしました。

また、どちらもSDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」の実現につながると考えています。

高山市の子どもたちに体験を通じて実感の伴った国際理解と福祉についての学びの機会を作ることができたと思います。

コロナの第7派がちょうど来ているタイミングということで、参加するメンバーの人数を制限するなどの対応も余儀なくされましたが、当日は子供連れの参加者たちによる絵本の作成など有意義な事業になったと思います。