Rotary第2630地区
イマジンロータリー

第2630地区について

ガバナーのご紹介

国際ロータリー第2630地区

2022-23年度

ガバナー 高橋 伸治


地区スローガン

「ロータリーの心と原点」を大切に、描こう明るい未来を

(ロータリアンの成長が日本のロータリーの未来を創る)

 最近のロータリーの現状を鑑み、ガバナー方針を「ロータリーの心と原点」を大切に、描こう明るい未来をとしました。ロータリーの心とは、「寛容の心を基盤とした友愛と信頼」、2つのモットーである「超我の奉仕」・「最もよく奉仕するもの、最も多く報いられる」であり、原点とは「人づくり・真のロータリアンを育てる事」と考えます。

 RI会長方針に成長(Grow Rotary)という言葉がよく出てきます。次年度RI会長のジェニファー・ジョーンズさんのスピーチにも「いつも一緒に笑い・夢を描き・希望を抱き・そして成長しよう」と言っています。

 それは、ロータリーの成長が「RIの戦略計画の重要な要素」であるからです。

 国際ロータリーは、ポリオ根絶が今後も国際ロータリーの最優先事項である一方、ロータリー内部においては会員増強が最重要事項であると言っています。

 まさにこれが今の国際ロータリーが目指している奉仕の実践に重点を置いた考えです。

 確かにこうした人道的支援活動はロータリーの重要な奉仕活動であり、その為には会員増強も重要なテーマであります。ポリオ根絶運動もロータリーが世界に誇れる人道的支援運動であり素晴らしい事業であることに間違いはありません。助けが必要な人がいれば手を差し伸べることはロータリアンにとって当然の事であり、こうした人道的奉仕の成果があってこそロータリーの認知度が上がり、新しいロータリアンが増え、奉仕の輪が広がっていくのです。

 しかし、ロータリーにはもう一つロータリーの原点である「倫理運動体」として、教育的要素を持った側面があります。

寛容を基盤とした親睦のエネルギーから奉仕の理念が生まれ職業奉仕へと発展しました。「親睦と職業奉仕」を根幹として、「例会は人生の道場」、「入りて学び・出でて奉仕せよ」の精神のもと、常に「超我の奉仕」を胸に奉仕の実践に努め、自己を磨き、高い職業倫理基準と道徳心を持った「真のロータリアン」を育てるということ、つまり「ロータリーは心を育て、人を育てる」という理念としての側面であります。

 

 歴代RI会長は、次のように述べています。

1954-55年度RI会長 Herbert Taylor

Rotary is maker of friendship and builder of men

「ロータリーは友情を育み、人を作る」=人格者を育てること

1974-75年度RI会長 William Robbins

Rotary’s first job is to build men

「ロータリーが最初に行うべきことは人づくり」

「ロータリーの価値は、クラブの規模や会員数ではなく、クラブが如何なる人を育てたかによって測られる」

 

 私は、理想的なロータリーとは「中核的価値観」を基盤にして「理念と実践」をうまくバランスを図りながら活動していくものであると思っています。

 世界のロータリーの目指す方向が人道的奉仕活動に傾き、先進国の会員が減少し、その穴を埋めるように発展途上国の会員が増加している現状を考えますと、益々この傾向が強くなるであろうと思われます。日本のロータリーは誕生以来、「ロータリーの心と原点」を大切にしてきました。今こそ我々は原点に戻り、理念と実践のバランスを図りながら共に学び、奉仕の実践を通じて日本のロータリー文化を守っていかなければならないと思います。

 最近、企業の不正問題・世界各国の覇権争い・対立が起きている現状を鑑みますと、ロータリーの奉仕哲学(親睦・職業奉仕・人づくり)は、これから重要性を増してくるように思います。日本のロータリー文化を世界に発信する時も近いのではないでしょうか。

 大きく振れた針は必ず原点に戻ろうとします。それが自然の法則だからです。

 今、国際ロータリーは未来形成委員会を立ち上げ、100年以上続いてきた地区制を廃止し、新たに地域制を導入し新しいガバナンスモデルを計画しています。2022年から試験的プログラムが開始され2030年の導入を目指しています。しかし、我々は、組織体制がどう変わろうとも50年先、100年先の未来に向かって、これからも、「変えてはいけないもの」「変えてもよいもの」「変えなければならないもの」を共に考え、時流に流されず、誇りをもって、心豊かな平和な未来の実現を心に描き、自分たちの信じる道を堂々と歩んでいきたいと思います。

 これが私たちの「イマジン ロータリー」です。

地区活動方針

1.RI会長テーマ「イマジン ロータリー」及び強調事項の推進

2.RI戦略計画を推進

戦略計画委員会または長期計画委員会等の委員会を立ち上げ、または活性化してクラブの将来のあるべき姿を描き、その実現に向けての行動計画を立てて頂きたたい。

3.会員増強・会員維持・クラブ拡大

女性会員や40歳未満の会員の入会、またローターアクターのロータリークラブへの入会を促す。

新クラブ(衛星クラブを含む)の拡大。各クラブ1名以上の純増を。会員維持。

会員間での懇親・親睦を深め、会員維持に努める。

4.RIロータリー賞への積極的なチャレンジ

ロータリー・クラブセントラルを開き、25項目の目標から13項目を選んで目標達成。

5.青少年育成の推進

インターアクト、ローターアクトクラブ、青少年奉仕、国際青少年交換への支援および協力の強化
ローターアクトとの交流を深め、委員会、奉仕活動に参加してもらい、将来の若い会員の増強に繋げる。

6.ロータリー財団補助金の積極的活用と寄付への理解・推進

  • ・地区補助金全クラブの活用、グローバル補助金の活用
  • ・奉仕プロジェクト委員会との連携
  • ・年次寄付 150ドル以上/1名
  • ・ポリオ寄付 30ドル以上/1名
  • ・恒久基金 1,000ドル以上/1クラブ

7.米山記念奨学事業への参加と支援

  • ・奨学生支援(世話クラブ・カウンセラー引き受け)
  • ・寄付推進12,000円以上/1名

●強調事項

(1)地区の女性会員比率8%達成を目指す

 ※RIの目標 2023年度6月末 女性会員比率 30%

(2)マイロータリー登録率 50%達成を目指す。

検討事項

(1)グループ単位でポリオ根絶の街頭募金活動を検討頂きたい。

(2)10月24日の世界ポリオデーに向けて、市内循環バスに「ポリオ根絶」のプリントをラッピングして走行させたい。