ロータリー財団学友会長 挨拶

2018年7月9日

2018年7月から、国際ロータリー2630地区ロータリー財団学友会の会長を、市原慶子さんより引き継ぎました。

私は1983年に、津南ロータリークラブより、イタリア、ミラノに財団奨学生として留学させていただきました。専攻は声楽で、オペラが生まれた国イタリアの伝統や文化に触れることができた二十代は、わたしの人生の基盤となり、今も演奏家として、指導者として、活動ができることに、心から感謝する日々を送っています。

1986年に帰国してからは、学友会会員として、ロータリークラブ会員の皆様、 学友のメンバーとのお付き合いをとおして、留学時代以上に、様々な体験を、させていただいています。財団奨学生として、卓話をさせていただいたり、地区大会や様々な機会で演奏させていただくたびに、ロータリークラブの方々にお会いして、お話を伺うことで、私の人生は更に豊かなものになりました。

小林史子ロータリアンの皆様の多大なご支援のおかげで実現しました「ポリオ撲滅チャリティコンサート」は、奨学生として貴重な留学の機会を与えていただいた私たちが、少しでもお役に立てる機会と思っております。

これからも、学友が、お互いのキャリアや留学の経験を生かして少しでもロータリーの皆様のお手伝いができるよう、また、留学を終えて帰国した学友に、1人でも多く、参加してもらえるような機会を増やしていきたいと思っています。

まだ不慣れで、多くの方々のお力をお借りしなければならない私ですが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

小林史子

 

プロフィール

愛知県立芸術大学音楽学部卒業、同大学院修了。
ロータリー財団奨学生としてイタリアに留学、ヴェルディ音楽院卒業。
フランス音楽コンクール第1位、アドリア国際コンクール第8位、F.P.Neglia国際コンクール第3位、ヴィオッティ国際コンクール入選。
第195回名古屋市民の劇場オペラ公演「ラ・ボエーム」のミミ役でオペラデビュー。
その後ソリストとして出演、またコンサート歌手として、バロックから現代まで幅広いレパートリーによるリサイタルを開催。
セシルレコードよりCD「トスカーナの雨」が発売されている。
現在、名古屋音楽大学非常勤講師。