会長 毛利 敏忠
幹事 藤井 達郎
社会奉仕委員長 髙橋 圭司
ロータリー財団委員長 岡部 賢明
地域の広域消防向けに災害現場で威力を発揮するドローンを配備し、その操作・活用方法について広く地域住民と学習・議論を深め、地域の防災意識の向上を図る
具体的な事業内容と事業全体の趣旨説明
近年、日本では大規模な災害が年々増加傾向にある中、全国各自治体や関係機関においてドローンの導入が進みつつあります。ドローンは「空の産業革命」とも言われ、すでにメディア・土木、農業など様々な分野で導入が進んでおります。消防防災分野においても、平成28年熊本地震や平成29年の九州北部豪雨など実際の災害現場において迅速な活動により多くの成果を上げました。ドローンは広域的な災害現場や隊員の進入が困難な現場に効力を発揮するものとして期待されておりその可能性は無限な広がりをみせております。羽島郡広域連合消防本部は、我々岐阜東南ロータリークラブが所管するエリアと同一であり、この地域においても、上記のような背景の下、災害・消防分野で活躍するドローンの早期導入は、地域住民に期待されつつも現実的な導入にまで至っておりません。そこで当クラブでは羽島郡広域連合消防本部に災害用ドローンを配備し、水難救助訓練にて実践形式での活用デモンストレーションを実施するとともに操作実地を兼ねた講習会を行います。参加者は会員及び事業所職員、地域住民を対象とし水難事故や救助についても深く学ぶことができる場にする他、会場となる笠松みなと公園の清掃活動を参加者全員で行うとともに、ポリオプラス募金活動も行います。
本事業は当該地域住民への実質的な扶助になると共に、防災・救助に対する意識の向上にも繋がるプロジェクトです。
プロジェクトの具体的説明
1.当クラブR財団委員会においてドローンを取り巻く市場動向を調査しました。
2.ドローン導入において、広域連合消防本部及び岐南町・笠松町の担当課へのヒアリングを行いました。
3.目的に合致した機器を導入するため、各メーカーの特徴を調査しました。
4.ドローンの導入実績や活動事例等を選定メーカーにより例会にて卓話を実施する予定でしたが新型コロナ禍の影響により実施できませんでした。
5.水難救助訓練への一般参加の呼びかけを当クラブHPにて掲載する予定でしたが新型コロナ禍の影響で一般参加の呼びかけができませんでした。
6.水難救助訓練当日に、ドローンの「フライト体験・除幕式」を行いました。
7.消防署員による水難救助捜索活動のデモンストレーションを実施しました。
8.一社)DRC協会による操作体験及び運転安全講習の実施をしました。
9.会場の撤去・清掃をクラブ会員及び参加者全員により行いました。
10.後日、除幕式の模様及び当日の活動記録を当クラブHPに掲載しました。
11.式典当日の模様を岐阜新聞・中日新聞・CCN・マスコミ各社に取り上げていただくとともに、笠松町広報誌・全国消防機関に掲載していただきました。